受験申込みの準備
こんにちは。Kiyotechです。
新しい年が始まり、技術士第二次試験に挑戦する皆さんにとって、今はまさに「助走期間」です。
この時期にまず着手すべきは、受験申込み時の実務経験証明書に記載する「業務内容」の棚卸しでしょう。
「業務経歴」を誤解しないことから
技術士第二次試験で求められる業務内容は、単なる職務履歴ではありません。
試験制度上、対象となるのは「科学技術に関する専門的応用能力を必要とする業務」です。
具体的には、「計画・研究・設計・分析・試験・評価、またはそれらに関する指導」と定義されており、補助的業務は除くと明確にされています。
ここで重要なのは、「担当した」「関わった」という表現だけでは不十分だという点です。
資料作成の補助、上司の指示に基づく作業のみでは、科学技術の“応用能力”を示したことにはなりません。
まずは、自分の業務がこの定義に当てはまるかどうかを、冷静に仕分けるところから始めましょう。

業務の棚卸しは「年表+技術視点」で行う
棚卸しの第一歩は、時系列で業務を書き出すことです。
年度ごと、案件ごとに、自分が主体的に関与した技術業務を列挙します。
その際、必ず次の観点をセットで整理してください。
・何を目的とした業務か
・自分はどの立場で関与したか
・技術的に判断・工夫・検討する立場であったか
ここで「責任者でないから書けない」と思う必要はありません。
重要なのは判断や設計思想等に主体的に関わったかどうかです。
規模の大小ではなく、技術者として関与した痕跡があるかが問われます。

申込書では「技術行為」を主語に書く
実際の受験申込書では、業務内容を簡潔かつ技術的に記載します。
ポイントは、単純な業務名ではなく技術行為を前面に出すことです。
例1:
「〇〇設備更新工事の実施設計業務」
例2:
「〇〇設備更新における信頼性の評価業務」
このように、
「何を考え」「何を判断し」「どのように技術を適用したか」が読み取れる表現にすることで、科学技術に関する専門的応用能力が明確になります。
新年のスタートに、まずは業務経歴の棚卸しから。
この作業は単なる申込準備ではなく、自分自身の技術者人生を言語化する第一歩です。
今年の挑戦に向け、静かに、しかし確実に歩み始めましょう。

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