第三種電気主任技術者 その2
さて、前回の続きです。
通商産業局の担当者は当時の自家用係長だったと記憶しています。
もちろん、その道のプロであることは言うまでもなく。
その自家用係長さんに「よろしくお願い致します。」とまずは名刺を差し出し、続けて申請書類と用意しておいた当該事業所の単線結線図一式を手渡たします。
さて、どんな質問が来るやら。
しまった…
なにせ、このような国の機関へ出向いての陳情ごとは生まれて初めて。
緊張もさることながら、今となっては当然やっておくべきだったと考える想定問答のまとめ。
こんな初歩的な準備すらせず、いわば「丸腰」状態で敵陣へ乗り込んだのでした。
担当の自家用係長さんは受け取った書類をじっと見続け、最初の質問が来ました。
担当「(単線結線図にある)このCTはモールドですよね?」
私「えっ!?」
モールド?何じゃそりゃ!
たちまち私は答えに窮してしまいました。
モールド=乾式の意味が私はわかっていなかったのだ。
何たる無知!
そして次の瞬間、私の不勉強を見抜いた自家用係長さんは、「詳細に業務内容を書き直してください。」と言われ、その日はあえなく退場となったのでした。
申請下書き2回目
私の記録ではその2週間後、もう一度アポを取って通商産業局へ。
同じ自家用係長さんが担当でした。
前回のお礼もそこそこに、本題へ入ります。
担当「この日常点検は全てやったのですか?」
私「はい。(当たり前だろう)」
担当「『私は』ではなく、『申請者は』と書いてください。」
私「はい。(そんなこと前回言っといてくれ)」
担当「保全業務は『誠実に』行ったのですね?」
私「はい。(疑ってんのか?)」
ってな感じのやりとりが続き、結構な箇所の修正点をメモって通商産業局を後にしました。
申請下書き3回目
ここから先は記録が残っていないので、私の記憶を辿って書きます。
前回指示のあった箇所を全て修正し、再び通商産業局へ。
ところが、前回下書きを見てくれた自家用係長さんは人事異動で別の人になっていました。
持参した申請書類一式を手渡したものの、ここで話は振り出しに戻ってしまったのです。
担当「なぜ『申請者は』と書いているのですか?」
私「前回、そのようにご指示がありまして…(なんでそんなこと聞くの!)」
担当「日常点検でやったことはこれで全部ですか?」
私「はい。(前回も聞かれたよ)」
以下延々とこの手のやり取りが続いて、
「もっと詳細に業務内容を書いてください。」
といった指示?念押し?があって、その日は通商産業局を後にしました。
申請下書き4回目(最終)
しばらく日をおいて、再度通商産業局へ。
これで大手前詣でも4回目。
どうなることやら、と思いつつもこの日はあっさり「じゃあ、これで袋綴じして市長さんの印もらってきてください。」と。
やった!というより何か拍子抜けした感じ。
すぐさま証明書に公印をもらって申請完了でした。
申請後、2週間ほどで自宅に第三種電気主任技術者免状が郵送されてきたと記憶しています。
この記事を読んで、思い立ったら…即行動です!
まずは、ご自身に実務経歴申請の資格があるかどうか、確認してみてください。

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