今こそオールドコンデジ
こんにちは。Kiyotechです。
今、密かにブームとなっているオールドコンデジ。
最近になって無性に興味が湧き、1台を手にすることとなりました。
オールドコンデジとの再会
数年前まで当たり前のように使われていたコンパクトデジカメ、いわゆる「コンデジ」。
しかし、スマートフォンの進化により、いつの間にか姿を消していきました。
そんな中、ふとしたきっかけで出会ったのがCanon PowerShot SX130 IS。
10年以上前のモデルながら、手に取った瞬間、妙な懐かしさと“なにか撮りたい”という衝動が湧いてきました。
中古市場では状態の良い個体が1万円前後で流通しており、比較的気軽に入手できるのも魅力。
電源には単三電池×2本という潔さ。
専用のバッテリーや充電器に縛られないこの利便性は、アウトドアや旅行先でこそ真価を発揮します。
エネループなどの充電式ニッケル水素電池を使えば、さらに使用時間も伸びます。

操作する愉しみと、撮るという行為の回帰
SX130 ISを構えてまず感じたのは、「カメラを操作している」という感覚。
スマホのように指一本で完結するのではなく、ズームレバーを動かし、液晶画面を見ながら構図を整え、露出補正を少し調整し、シャッターを押す。
ほんの数秒のことですが、この“手間”が驚くほど楽しい。
光学12倍ズームは、スマートフォンのデジタルズームとは明らかに異なる精度と質感で、遠くの被写体を引き寄せてくれます。
また、PモードやAvモードといった撮影モードも備え、露出やホワイトバランスなど細かな調整が可能。
殊に、マクロ撮影の秀逸さは昨今のスマートフォンでも追いつけないのではと思うほどです。
シンプルでも奥深い、「ちょっとマニュアル、でも気軽」という絶妙なバランスが、写真初心者にも上級者にも心地よいのでしょう。

CCDセンサーが描く、やわらかで懐かしい世界
このカメラ最大の特徴は、CCDセンサーを搭載していることです。
現代のスマートフォンやミラーレスカメラに搭載されているCMOSセンサーと比べて、CCDは色乗りがよく、光のグラデーションがやわらかい。
特に日陰や夕方、空の青、人物の肌などに顕著で、どこか“記憶に残るような描写”をします。
その映りは、一言で言えば「やさしい」。カリッとした解像感やHDR処理で強調された現代の写真とは一線を画し、淡く、自然で、穏やかなトーンがじんわりと心に残る。
加工アプリでは再現できない、センサー由来の写り方がそこにはあるのです。
おわりに──“写真を撮ること”の原点回帰
スマートフォンでも確かに綺麗な写真は撮れる。だが、SX130 ISのようなオールドコンデジを手にすると、“撮ることそのもの”が楽しくなります。
構えて、選んで、押す。
その一連の動作に込められた「意識」が、写真に命を与えてくれるような気がします。
気が向いたなら、中古カメラ店やフリマアプリで、あなたの“最初の一台”を探してみてはいかがでしょうか?

コメント