“適性科目”とは何か
こんにちは。Kiyotechです。
第一次試験の受験準備は進んでいますか?
今日は、改めて適性科目にスポットを当ててみたいと思います。
その核を見定める
まず確認しておきたいのは、技術士一次試験における「適性科目」は、単なる暗記科目ではなく、技術者としての倫理観・使命感・責任感を問う設問だということです。
文部科学省のHPでも「技術士法第四章の規定の遵守に関する適性を問う」と示されており、試験問題の背景には法律上の義務・責務が根づいています。
具体的には、「3義務(信用失墜行為の禁止・秘密保持義務・名称表示の義務)」と「2責務(公益確保・資質向上)」という五大原則が、適性科目の肝です。
これらを「覚えるだけ」の条文として扱うのではなく、「なぜその義務・責務が技術者にとって不可欠なのか」、「設問の文脈ではどの義務・責務が問われているのか」を意識できる視点が、得点を分ける鍵になります。

実力を育てる3ステップ
では、適性科目を得意にするためには、具体的にどのように学習を組み立てればいいでしょうか。
私は次の3ステップで進めるのが効果的だと考えます。
(1)知識の定着
まずは「3義務・2責務」の構造と条文上の意味をしっかり押さえること。
言い換えれば、単なる「信・秘・名・公・資」としての語呂合わせだけで終わらせず、それぞれがなぜ技術者の行動規範になるのかを噛み砕いて理解しておくとよいでしょう。
(2)設問文の論点抽出訓練
設問を読む際には、「この問いが、義務か責務のどれを問おうとしているか?」を即座に頭に浮かべられるよう訓練します。
「なぜその義務/責務がこの状況で問題になるのか?」という視点で設問を読み、選択肢の違いを比較検討できるようにします。
(3)過去問・模擬演習+振り返り
実際の問題を解く段階では、まず「3義務・2責務フレーム」を思い出して設問文に当てはめることをクセにします。
解答後には「なぜこの選択肢が正解なのか」「他の選択肢とどう違うのか」をきちんと振り返り、自分の思考過程を点検・修正する作業を欠かさないようにします。
この三段階を行き来しながら螺旋的にレベルアップさせるのが、ただ暗記するだけよりも深い習得につながります。

向き合い続けるための心構え
適性科目は、「本番直前の詰め込み」で対応するには限界があります。
したがって、以下の心構えを持って、長期的にじわじわ力を育てていきたいものです。
理念を“自分のもの”にする
3義務・2責務は、将来の技術者生活にも直結するテーマです。
試験のためだけではなく、「もし自分が技術士になったらどう行動するか?」という視点で咀嚼しておくと、答案にブレがなくなります。
誤答を“成長の種”と捉える
間違えた問題や迷った選択肢は、そのまま放置せず、「なぜ迷ったか」「どの義務・責務の観点が欠けていたか」まで探ること。
そうすることで、思考の穴を一つずつ塞いでいけます。
毎日少しずつ継続する
適性科目は短期集中型では対応が難しい分、日常的に触れておくことが効果を発揮します。
例えば、移動時間や休憩時間にふと思い返す、あるいは過去問を1題だけ解く、という「小さな習慣」を持つとよいでしょう。
適性科目は試験を突破するための壁であると同時に、技術者としての土台を築く大切な一歩です。
日々の学びを重ね、自らの信念を持って向き合っていきましょう!

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